終戦の日に寄せて

 78回目の「終戦の日」を迎え、全ての戦没者に対し哀悼の誠を捧げ、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 日本を取り巻く安全保障環境は厳しいものがあります。隣国の軍備増強やミサイル実験による東アジアのパワーバランスの大幅な変化。ロシアによるウクライナ侵攻は、私たちの想像できない論理と非合理的にしか見えない理由で、核保有国が隣国の国土を侵略し、非人道的な行為を行い、さらに核の恫喝を繰り返すことをまざまざと見せつけました。それが今も続いています。この武力侵略を認めることは、東アジアにおいても同様なことが起こることを許容することにつながります。

 私たち日本国民は、恒久の平和を念願し、自由、民主主義、人権、法の支配といった基本的価値の中で国際秩序を求めてきました。国際社会との連携・協力により「戦争を始めさせない」、平和な国際社会を維持するための努力を、より行なっていくべきです。

 今後も、外交・防衛力による抑止・情報・経済を含んだ安全保障を推し進め、国際秩序を維持・発展させ、国家と国民を守るために努力していきます。
     
                             
令和5年8月15日
衆議院議員 吉田 豊史

早朝、富山縣護國神社にて