中国から報告続き<201001292200wrote>

今回の視察は東北三省のなかの遼寧省、黒竜江省、主な都市としては、シンヨウ、ハルビン、ダイレン。視察は国家級の経済開発区、ハイテク経済開発区、そしてダイレン新港など。
また、中国の冬の最大のイベントであるハルビンの「雪と氷の祭典」も視察。
視察の感想。
1、中国東北地区の日本での概念、中国国内における地位の再確認の必要性。
2、富山県としての遼寧省との友好関係の進展方法。富山県から政治、経済、文化、スポーツなどの各分野にわたっての次代を担う若手による交流を企画実行すべき。先達の努力をしっかりと引き継ぎ、つないでゆく大切な時期にきている事を実感。
3、遼寧省においてのシンヨウ、ダイレンの都市間力学を検証すべき。
4、東北三省の主要都市の位置づけと、対日、対富山貿易交流の戦略。
5、中国経済、都市の成長パワー、現時点で抱える問題、日本への期待分野を実感できた事。
6、北陸三県、または、それに新潟、山形、(青森)、北海道を加えた環日本海北部連合による対東北地区交流物流枠組み構築の必要性
全体的感想。
1、北陸三県の石川、福井の議員の方々と人脈を作るよいきっかけを得た事。それぞれの県議会の気風の一端を感じる事ができた。
2、石川(江蘇省)、福井(浙江省)、富山(遼寧省)、それぞれに先達の努力と先見の明によるすばらしい対中関係を構築しており、今後の三県共同の対中関係の進化を強力に進めるべき。
3,中国が関係構築にあたっては、はじめのきっかけを作った先人、その交流の歴史などを日本では考えられないほど重視することを実感した。松村謙三のすごさを改めて感じた。
厳しくもチャンスの時期、まさに「感謝そして挑戦!」です。

視察写真集
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ハルビンの「雪と氷の祭典」。

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大和デパートと同じくらいの高さですが、全部氷でできています。なかにはLEDライトが入っています。黒竜江=アムール川の、天然の氷を切り出して作ります。シルエットは杉本先輩と私。

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大連新港開発区。射水平野全部ほどの規模だと思います。

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大連の開発区。すごい。不動産が飛ぶように売れているのです。